土地活用の方法のひとつとして、コインランドリー経営があります。
専門的知識や技術が必要ないため、未経験者や初心者でも始めやすい土地活用です。
そこで今回は、土地活用におけるランドリー経営とは何かについてご説明したうえで、メリットやデメリット、注意点についても解説します。
土地活用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
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コインランドリー経営とは、土地活用のひとつで、コインランドリー用の建物を建てたうえで専用の設備を導入し、利用者からの支払いにより収入を得ることをいいます。
狭い土地でも導入しやすく、管理者が常駐している必要もないため手間がかからないのが特徴です。
経営方法
コインランドリー経営には、自分でコインランドリーを経営する方法と、土地をコインランドリー業者に貸す方法があります。
まずは、自分で経営する方法についてご紹介します。
コインランドリーが設置可能な建物と、必要な設備を導入することでコインランドリーの開業が可能です。
利用した方の利用料が収益に直接つながるため、利用者がたくさん訪れるような設備や立地を検討し、開業後は広告や宣伝を上手におこなう必要があります。
経営がうまくいけばいくほど収益は大きくなりますが、利用者が少なければ赤字となる可能性が高くなるでしょう。
続いて、土地を業者に貸す方法についてご紹介します。
全国展開しているコインランドリー業者に、土地を貸して賃料を受け取る方法です。
事業成功の有無と関係なく、一定の賃料が受け取れるのがメリットである一方、自分で運営するより安くなる場合があるのがデメリットとなります。
また、長期的な貸地となり、途中で土地の返還を求めても簡単に返してもらうことはできないでしょう。
初期費用
コインランドリーを開業する際の初期費用は、最低でも1,000万円以上かかるのが一般的です。
大型店舗の経営を検討している方は、倍以上の設備費用がかかることも考慮しておきましょう。
また、設備費用だけでなく、建設費や内装費、給排水工事費用、看板の設置費用なども発生します。
店舗の大きさや機械の種類によって費用は異なりますが、大型店舗では5,000万〜6,000万円程度必要となるケースもあります。
コインランドリー経営の検討をしている方は、こういった初期費用を頭に入れたうえで、店舗の大きさも考慮しましょう。
利回り
コインランドリー経営では、15%程度の利回りが得られるのが一般的です。
アパートやマンション経営の場合6〜10%であるのと比べると、比較的高い利回りを得ることができます。
また、コインランドリーに適した立地の場合は、20%以上の利回りを確保することも難しくありません。
今後、需要が増えることを考慮すると、コインランドリーで土地活用をおこなう価値はあるでしょう。
コインランドリー経営をおこなうメリット・デメリット
ここでは、土地活用としてコインランドリー経営をおこなうメリットとデメリットについて解説します。
まずは、メリットを4つご紹介します。
人件費がかからない
コインランドリーでは設備導入後、定期的に掃除をおこなう程度であるため、人件費がかかりません。
また、賃貸経営のように入居者を募集するために手数料を支払う必要もないのが大きなメリットです。
節税効果がある
コインランドリー経営をおこなうことで、相続税を低く抑えられる「小規模住宅地等の特例」や設備費用の即時償却などで、大きな節税効果が期待できます。
小規模宅地等の特例とは、相続時に限度面積までの部分で相続税の減額が受けられることをいいます。
したがって、コインランドリー経営は、400㎡までの部分で80%の減額があるため、大幅な節税が受けられるでしょう。
利用客がつきやすい
コインランドリーの利用者はリピーターになりやすいと言われています。
そのため、定期的に利用してくれるリピーターを増やすことで安定した収益を得ることが可能です。
ランニングコストが抑えられる
賃貸経営では、経年劣化によりさまざまな修繕が必要ですが、その点コインランドリーでは、人が住むわけではないため、そこまで気にする必要はないでしょう。
ただし、最低限の補修は必要です。
上記では魅力的なメリットについてご紹介しましたが、気を付けていただきたい点もございます。
続いて、デメリットを4つご紹介します。
初期費用がかかる
建物自体は比較的安く建てられますが、機器や設備導入には高額な費用がかかります。
コインランドリーでは、洗濯機のほかに監視カメラや両替機なども必要です。
初期費用を少しでも抑えたい場合は、設備をリースするのもおすすめです。
犯罪リスクが高い
コインランドリーでは基本的に無人経営です。
そのため、下着泥棒や両替機を狙った強盗などの犯罪リスクも高まります。
これらのリスクを放置することで、固定客が離れる可能性もあるため、監視カメラを設置しすぐに対処できるようにしておきましょう。
高額収益が見込めない
事業が軌道に乗ると、比較的安定した収益が期待できますが、認知度が上がるまでには時間がかかるうえ、そこそこの収益しか見込めない点がデメリットです。
しかし、利回りは15%と高いため、継続的に一定の収益を得たい方におすすめです。
差別化が図りにくい
コインランドリー経営では、事業内容で差別化を図るのが難しいため、立地が重要となります。
また、選択中の待ち時間を有意義に過ごせるよう、Wi-Fi環境やキッズスペース、カフェを併設することで差別化を図るのもおすすめです。
土地活用としてコインランドリー経営をおこなう際の注意点
専門的知識や技術を必要としないコインランドリー経営ですが、誰もが必ず成功するわけではありません。
ここでは、コインランドリー経営をおこなう際の3つの注意点についてご紹介します。
需要のある立地か調査する
まずは、需要のある土地なのか、きちんと稼げる立地なのかを調査しなければなりません。
失敗する理由として多いのが、利用者が見込めない立地での開業です。
利用しにくい立地に設置したとしても、継続するのは難しいため、その地域のニーズを確認しておくことが重要です。
また、需要がある土地の場合は、近くのコインランドリーを観察したうえで、どれくらいの利用者数が見込めて、どのくらい稼ぐことができるか調査しましょう。
長期計画として回収する
コインランドリー経営では、高額な初期費用が必要であり、その費用がすぐに回収できるわけではありません。
一般的な利益率は10〜12%程度であるため、長期的な視点で手堅く収益を積み重ねることで、初期費用の回収が可能です。
コインランドリーは、ほかの土地活用方法と比べると比較的経営しやすいため、人件費や設備費用を抑えることで、着実な黒字経営をおこなっていくことがポイントです。
融資やリース費用を確認しておく
洗濯機や乾燥機は想像以上に費用がかかります。
開業前に融資が受けられるか、リース費用はどのくらいかを確認しておきましょう。
賃貸経営に比べると金額はそこまで高くありませんが、融資が受けられないケースもあるため注意が必要です。
まとめ
コインランドリー経営とは、土地活用で建物を建てたうえで専用の設備を導入し、利用者からの支払いで収入を得ることです。
人件費がかからず利用客がつきやすいメリットがある一方、初期費用がかかり高額収益が見込めない点がデメリットでもあります。
また、需要のある立地で長期計画での回収であること、融資やリース費用を確認しておきましょう。
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