建売住宅を購入する際にチェックしたいのは、価格や間取りだけではありません。
そこで当記事では、建売住宅でチェックしていただきたいポイントとして、住環境・性能・契約条件の3つをご紹介します。
購入後に後悔しないために、事前知識として当記事を参考にしていただけると幸いです。
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弊社へのお問い合わせはこちら建売住宅でチェックするポイント①住環境について
建売住宅を購入する場合、自分の求める住環境が整っているのか事前にチェックするのが大切です。
ここからは、住環境を意識するうえで押さえておきたいポイントを解説します。
用途地域をチェックする
用途地域とは、指定した土地に一定の条件をかけることです。
用途地域の種類によって、どれほどの大きさでどのような種類の建物を建てて良いのか、制限がかけられます。
たとえば「第一種低層住居専用地域」の場合、住居を建てることはできてもコンビニなどの商業施設を建てることはできません。
つまり、「便利な場所に住みたい」と考えている方が第一種低層住居専用地域の建売住宅を購入しても、今後近所に商業施設が建つことはないのです。
自分の求める住環境を考えてみる
建売住宅を購入する前に、どのような住環境を求めているのかよく考えてみましょう。
商業施設が近くにほしいのであれば、利便性を重視した「近隣商業地域」や「商業地域」がおすすめです。
しかし、商業地域の場合は、今後高層ビルが立ち並ぶ可能性もあるので注意してください。
静かな住宅街に住みたいのであれば、「住宅専用地域」を選ぶのが良いでしょう。
用途地域を意識することで、今後近隣の街がどう変化していくか、ある程度予測することができます。
建売住宅を購入する際は、自分の求める住環境と用途地域の種類が合っているか、事前にチェックすることが大切です。
用途地域で注意するポイント!
用途地域で注意していただきたいポイントは、工業地域を避けることです。
工業地域ではすべての工場を建てることができるので、場合によっては危険な工場が建つ可能性もあります。
ちなみに、準工業地域の場合には危険性が高く、環境悪化のおそれがある工場は建てることができません。
予備知識として合わせて覚えておきましょう。
接道状況をチェックする
住環境を意識するうえで、接道状況のチェックは欠かせません。
お子さんのいるご家庭であれば、車どおりの多さや、歩道の有無が大切なチェックポイントとなるでしょう。
徒歩での移動が多い方は、アップダウンの激しい道はないか確認するのがおすすめです。
車で移動する方は、すれ違いが大変な細い道はないかチェックしてみましょう。
長く快適に暮らしていくためにも、接道状況のチェックは入念におこなってくださいね。
日当たりの良さをチェックする
建売住宅を購入する前に、日当たりの良さをチェックしておきましょう。
日当たりの良い家を選ぶことで開放感がうまれるだけでなく、湿気やカビ対策としても有効となります。
購入後に日当たりが悪いことに気づき、後悔するケースは多いです。
曇りや雨の日の状態しかチェックできていない方は、晴れた日の日当たりを確認しておきましょう。
建売住宅でチェックするポイント②性能の良さ
建売住宅の性能について、購入前にチェックしておきましょう。
性能の良い建売住宅であれば、耐震性・省エネ性に優れた安心でエコな生活を送ることができます。
ここからは、建売住宅の性能を意識するうえで大切なポイントを解説します。
住宅性能表示をチェックする
住宅性能表示では、住宅の性能がどれほど優れているのか、等級に分けて表示されます。
これらは「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく住宅性能表示制度によって決められる表示です。
建売住宅の性能を簡単に確認できるので、住宅性能表示は必ずチェックしましょう。
住宅性能表示でチェックしたい4項目
住宅性能表示では、下記の4項目を必ずチェックしましょう。
●構造の安定(耐震等級1~3、耐風等級1~2、耐積雪等級1~2)
●劣化の軽減(劣化対策等級1~3)
●維持管理・更新への配慮(維持管理対策等級1~3)
●温熱環境(断熱等性能等級1~4、一次エネルギー消費量等級1~4)
建築基準法の上限を満たしている最低限の表示が、等級1です。
住宅性能表示では、数字が大きくなればなるほど性能が優れていることを表します。
たとえば耐震等級の場合、等級3の強度は建築基準法の1.5倍です。
長く住める建売住宅を選ぶためには、住宅性能表示の等級を確認するのが大切なポイントとなっています。
住宅性能表示が大切な理由とは
近年、住宅性能表示を意識して最高等級を取得する住宅メーカーが増えています。
では、住宅性能表示は、なぜそこまで大切なのでしょうか。
ヒートショックを防げる
住宅性能表示の1つである断熱等級を意識することで、ヒートショックを防ぐことができます。
ヒートショックとは住宅内の温度差のことです。
実は、ヒートショックによって亡くなる方は交通事故の死者数を上回っています。
断熱性能の低い住宅に住むことは、そこほどリスクが高いことなのです。
断熱等級の高い住宅を選ぶことで、ヒートショックを防ぎ安全に暮らすことができるでしょう。
自然災害の対策
地震の多い日本では、自然災害の対策をしっかりおこなう必要があります。
耐震等級の高い建売住宅を購入するのは、自然災害の対策として有効です。
大きな地震がきても安心して暮らしていけるよう、耐震等級の高い建売住宅を探すようにしましょう。
台風の多い地域では耐風等級を、積雪の多い地域では耐積雪等級を意識することも大切なポイントです。
建売住宅でチェックするポイント③契約条件
建売住宅を購入する際は、契約条件をよく確認しておきましょう。
契約条件でチェックするべきポイントは下記のとおりです。
仲介手数料が発生するのか
仲介手数料が発生するのか確認するためには、取引様態をチェックする必要があります。
取引様態の種類は下記の3種類です。
●売主…不動産会社が売主となって所有する物件の取引をすること
●代理…不動産会社が売主の代理として取引をすること
●仲介…不動産会社が売主と買主の間に入って取引をすること
取引様態が「売主」だった場合、不動産会社との直接取引になるため仲介手数料は発生しません。
「代理」の場合は仲介手数料が発生するケースと、発生しないケースに分かれます。
「仲介」の場合は基本的に仲介手数料が発生するので、事前に金額を確認しておくのがおすすめです。
保証期間や制度の確認
契約条件をチェックするポイントの1つは、保証期間や制度の適用範囲をよく確認しておくこと。
購入後に不備が見つかるのは、あり得ないことではありません。
そんなとき、事前に保証期間と適用範囲を確認しておけば、焦ることなく対処することができます。
万が一に備えて、契約条件の内容をよくチェックしておきましょう。
引き渡し日の確認
契約条件のチェックポイントとして、引き渡し日を確認しておきましょう。
引き渡し日のあとは、いつ引っ越していつ入居しても良いことになっています。
そのため契約条件の引き渡し日を事前にチェックしておくことで、今後の計画をスムーズに立てることができるでしょう。
ただし、引き渡し日が伸びる可能性を考慮して、引っ越し日は余裕を持たせておくのがおすすめです。
まとめ
以上、建売住宅でチェックするべきポイントをご紹介しました。
建売住宅を購入する際は、住環境や建物の性能、契約条件をよく確認することが大切です。
購入後に後悔することがないよう、ポイントを押さえて入念なチェックをおこないましょう。
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